時空超える場所

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 和布刈公園。去年は小倉競馬場で花見した気分になっていたので、今年はどこか行こうと調べてここに来た。以前テレビでバスが走ってたような情報を入手していたので、それをあてにしていたのだが、路線バスは入り口までで、別の場所から特別なバスが出ているらしい。それで結局徒歩で登ることになる。無理はしたくなかったがここまで来たんだからと、無理をする。

 この桜は入り口からしばらく歩いて横道を登る、明石与次兵衛の碑のところにある。車で登る多くの人は気がつかないと思われるので、得した気分だ。多くの木が並ぶ姿も壮観だが、こんな高台の一本桜もいい感じだ。おそらく常連だと思う年配の方が木の下で花見、見ているこちらがステキな気分になる。

 さらに登った展望台からの眺め。向こうに下関が見える。橋の迫力にも圧倒されるが、やはり海峡の心躍る感じ、いにしえの人もそうだったろう、色んな交流があったのだろう。そして、歴史的事実。壇ノ浦の戦い、巌流島、英仏米蘭船の砲撃、文字でしか知らない出来事が時空を超えて眼下にイメージできる、時空超える場所に立っている。1ヶ月以上悶々としている歌詞のアイデアがやっと浮かんだ、さあ後は言葉が生まれるか。

 門司からバスで小倉に帰る。眺める山の山腹には桜が見える。人知れず咲き人知れず散る、それもよかろうて。小倉に戻り小倉城。多くの人が来ている場所。さすがにここまで多いと情緒もないが、少し奥まった裏側から見てみる。うーん、やはりお城だわ、いい感じ。ちょっとだけ時空を超えた。