島の光景と空母のいる光景

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 佐世保。少し調べて来たのだがスポットが離れているので、素直に観光バスに乗ることにした。申し込んだ時にパンフレットと九十九島せんべいをくれた。この九十九島せんべい、食べると幼い頃の懐かしい記憶がフッとよぎる。そう、お土産でよく食べていた。ちょっと調べると、西海国立公園は昭和30年から。その頃はやりの観光地だったのかもしれない。

 観光バスは最初海上自衛隊の広報施設に行ったのだが、その7Fから外を眺めると空母が見える。小倉競馬場横の陸上自衛隊の敷地内には戦車が展示してあるのだが、市街の隙間から顔を見せる空母にはギョッとした。やはり、リアリティが違う。その次に向かった西海のポッカリコンとした島々の光景との落差がスゴい。でも今、そのリアリティが増している状況もあるので、余計にそう思うのかもしれない。

 西海パールシーリゾートから遊覧船。かなりの人出。地方都市の中で独自に規模を維持している佐世保は軍と美しい自然の両面があり、人が集い、そして生活が成立する。このサイクルをどう構成するか、原発もそのひとつではあったろうが。なんてことを考えながら、並んでいた。この遊覧船はちょっとだけスリリングだ。入り江でUターンしたり、狭い島の間を抜けていったりで楽しい。マストの真ん中あたりまで上れて、なかなか気分はいい。天候に恵まれたが、やはり一番いいのは夕刻だろうなあ、と思う。何処の場所も落ち着いて楽しみのが一番、スローライフだよなあ。

 その次は弓張岳にて展望。九十九島の光景と空母のいる光景、そのどちらもある街。更に言えば、市街地は都会的なクールさも持つ。そういう街は少ない気がするので、個人的には珍しい経験だった。