行かねばならぬ桜島

f:id:shiori_nasuhiko:20110814111149j:image:right

f:id:shiori_nasuhiko:20110814113623j:image:right

f:id:shiori_nasuhiko:20110814130701j:image:right

f:id:shiori_nasuhiko:20110814140551j:image:right

 昨晩の酒がどっぷりと残る身体を引きずって、行かねばならぬ桜島。あいにく曇り空、でもこの天気でしか出会えないことがあるからね。直接向かわず寄り道するフェリーに乗る、約50分ほどの錦江湾の船旅、蒸してはいるが風は吹く。溶岩ドームって、こんなに大きかったっけ、随分と久しぶりなのでかなり忘れている。20年と少しほど前は「やあ、こんにちは」という存在だったのだが。

 溶岩の原、人の手の入らぬ原生、貴重な自然であり、貴重な事実である。こういうものを次代に引き継いでいくのが、今生きているものの勤めである。汚染させたり破壊したりするのは大きな罪だと思う。こういう自然はあちこちにある、当然のこと福島にも思いは及ぶ。次代に引き継ぐ愛すべき土地を追われた人の気持ちを思えば、心は破裂しそうだ。何が一番大事なのか、それを思う、それを考える。

 帰りのフェリー、見返す桜島全体を写真に収めたかった、そう斜めが一番いいじゃないと思った、写した、さあ、まあいいかも。