岡田日本90分持たず最多3失点

 だが、岡田監督は戦い方を変えるつもりはないという。「(前半見せた動きが)90分、持たないのは予想はついていた。だが、あれを90分する。それ以外にない。持たないから違うやり方はない。持つようにする」と興奮気味に話した。

 もちろん守備だけではない。点を取れない、シュートが枠に飛ばない、シュートを打たない、打てない。オランダ相手に初めて露呈したわけではなく、W杯アジア3次予選、最終予選、親善試合を通じて、日本サッカーが常に抱える問題は、この日もまったく進歩なく存在していた。

(nikkansports.com)http://southafrica2010.nikkansports.com/news/p-sc-tp2-20090906-540278.html

 久しぶりに代表の試合を見た、相手がオランダだしね。まあ惨敗と言えばそうだけど、別に勝ちにいった試合でもなかった。あくまで自分のシステムの力量を確かめるためのテスト。そういう意味で結果は出た、それが引用の言葉だと思う。前半は流されている感じもあったが、それでもよくパスは回り連動したんじゃないか、と思う。勿論後半のバテバテは予想通りで、その状況で何ができるか、それはここまで強い相手じゃないと、特にオランダのような律儀なチームじゃないと確かめられないよね。前半の入り、後半の入りの課題はチェックできたし、いいんじゃない。

 そして、攻撃。まあ、ほとんど脅威は与えられなかった。長谷部のサイドネットを揺らしたやつだけかな。個人的にはこれもチェックできた、と思う。試合中の数回程度はあるチャンスを生かすしかない。そういう決め事で一瞬の隙を狙う。それまでは前線で献身的にプレスをかけられる、そういうことができる同じような選手を揃える。ボクはそれでもいいと思う。別に欧州や南米のマネをする必要はない。我々は「あしたのジョー」でいいんじゃない。