その全てを受け入れた人間の凄み

 昨日の余韻、といっても何となく選挙前の報道はどんな感じだったけ、とYouTubeで色々みていた。普通TVは見ないので、今回の結果をどう予想されていたのだろう、と興味が沸いたのだ。でも、こういうサイトで検索していると予期せぬ方向に進んで行くことが多い。

 三島由起夫。この頃ボクはおそらく幼稚園でキャーと遊んでいただろう。もう三島が亡くなった歳を越えたボクには、からむ学生が幼く見える。不思議なものだ、随分前のボクは彼らのような熱さには、ある種の憧れのようなものがあった。今のボクには三島の言葉に、その全てを受け入れた人間の凄みが見えるし、そして死を自分の帰結とする覚悟を感じる。そのほうが心地よい。

 昨日のこと、この映像にいる人々のこと、地理的には連続しているこの国のことである。でも連続しているのだろうか、と奇妙にも思う。昨日は明治維新が引き合いに出された。連続しているのだろうか、むしろ変わらない構図があるような気がする。変わりたいものと変わる必要のないものの構図。

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