歴史の痕跡の多い街

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 長崎。7月に訪れてまだ記憶に新しいのだが再訪、そもそも廻りきれていなかった、いや、そうそう廻りきれるものでもない。歴史の痕跡の多い街、その上に海に面した土地だ。また、しばらくしたら訪れることになるだろう、そういう予感もあってのんびり廻ることにした。

 鳴滝、これは前回の残り。シーボルトはそれなりに知っていた、それよりも鳴滝という地名の場所がどういうところなのかを見たかった。訪ねてそうそう違いはなかった、山間の静かなところである。それともうひとつ、ここ最近はシーベルトという言葉を耳にする。それがどうも連想させるのだ。こういう音の似たような響きに弱い、混乱する。どちらがどちらなのか、こうしてお顔と後姿を拝見して、生きた人間の方は見極められそうだ。

 さて、軍艦島へ行こうと思えど満席。この満席という状況がだんだん気持ちを萎えさせる、まっいつでもいいか、と。そういうわけで伊王島へ行く。たまたま寄港していた南極観測船しらせを見る。これはホントにラッキーだ、一度見て見たかった。でも、ボクはやはり"ふじ"だけどね。浮き上がるような船体、これで氷の上を行くのか。感激した。

 伊王島灯台、誰もいない。もう少し天気がよければ、もう少し時間が後なら絶景だろうが、それもいいだろう。またの機会だ。歴史ある灯台、ここから長い時間多くの船を迎え見送ったことだろう、命を送り命を見出す。本来スルーするつもりだった温泉にも浸る。やや、小ぶりの施設である。ふなむしまで登場するような沿岸で風は気持ちよかったけどね。帰りの船から女神大橋、シャッター速度を多めでHDRな写真。意外といい感じ、だんだんそのままの写真より楽しくなってきたのは、エフェクターを多用するボクのギターと同じだ。きっとそういう習性なのだろう。港の映像でもしらせが存在感あり。

 ホテルの近くの小さな居酒屋で呑む。くじらで炊いたふきを味わう。こんないい店があるなら、やはりまた来るだろうなあ。