身体のうちにある野生

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 山田緑地。パンフレットを見て「30世紀の森づくり」という言葉に感動。そうそう、これなんよ、1000年先まで考えてコトを為すこともある。現代はモノゴトを短サイクルに考えることが多すぎると思う、それが多くの社会的病理の根源のような気がしている。もう、これだけで来た甲斐があった、と思った。ただ、この短サイクル化は日本人特有なのではないか、日本人だからこそエスカレートしているのでは、とも思っている。

 森の奥へと向かう道、心躍るよね。たぶん体内回帰なんじゃないかなあ。それとも狩猟本能か。身体のうちにある野生が活性化する。まあ、私の場合足が悪く、そんなに奥まで行けないのだけれど、それでも十分楽しめました。藤が咲く様はなかなか美しい、棚として在るのも見事だが野生の感じもいい。シロツメクサ、やはりラスカルの歌を思い出してしまう。

 小倉駅から20分ほどでたどり着ける。入園無料で素晴らしい。ゴミも見当たらない。多くの観光地がレジャー化すると共に抱える人の影響、それを志高く拒み続けて欲しい。