I was so much older then I’m younger than that now.

　ボブ・ディランのMy Back Pagesの一節。時間がグルっと反転するような感じ、が好きだ。これをポジティブに言っているかどうかはわからない。年齢を重ねてわかったこともあるし、わからないことも出てくる。答えは風の中にでもあろうか、と酒を呑むだけだ。

　ボクはバーズのほうを聴く。別に深い意味はなくてたまたまボブ・ディランのCDを今持っていないだけだ。ボブ・ディランの声で聴きたければ、YouTubeがある。これは豪華な顔ぶれの演奏。クラプトンのギターソロがメチャメチャかっこいい。クラプトンはあまり好きではなかった。当時のボクは偏見だらけで若いのに年老いたおじさんのように頑固だった。今、クラプトンの良さがわかるようになったからあの頃より若いか、と言えばそうでもなさそうだ。