大菩薩峠 竜神の巻
- 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
- 発売日: 2004/09/24
- メディア: DVD
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まさかのエンディングからの続編。本作の竜之介は非道が落ち着き、幾分センチメンタルな優しい一面を見せます。この展開がちょっと読めなかったなあ、でも「所詮、縁なき女」だからなあ。しかし、この物語はこのどーしよーもない男を描いて何がいいたいんでしょうね、さっぱりわからん。でも、雷蔵の冴え渡る妖気はスゴいです、特に視力を失ったあとの修験者姿は鬼気迫るものがあります。前回は新選組、今回は天誅組と、思想などおかまいなしの揺れ動き、このどうしようもなさを描きたかったのかな。でも、またもや、もう驚かないもんね。
さて、本作品の一方の主人公を演じる中村さん、ヒジョーに頑張ってます。まあ、この人が演じる女も不幸ですね。山本さん演じる女も救いようも無い不運の中の幸運で生きてる感じが胸に迫ります。でも、みてて、ちとつらくなりますね、この映画は。