二人ぼっちの世界

 このアルバムのオープニング、情念系の異色な曲、初期のRCサクセションのような、本当に忌野のようにも聞こえる唄いまわし。ぶっ飛びました、もう、本当にかっこいいです。これは、はっきし言ってロックです、本物です。

 ただ、全体の仕上がりは洗練された感じですし、曲のクオリティが上がってますです、キャッチーですし、ファンキーですし、Otisのようなガッツガッツ!と来てますね。このソングライティテング、侮れないです。それでもなんだか、いい意味でプロっぽくない、うん、この青臭さが好きです。これはパラノイヤだと思う、そう音は全然違うけど、感覚的にはニール・ヤングに近いんだと思う。でも、音は違うので誤解ないよう、でも俺はニール・ヤングだと思うよ。