明日へのチケット

明日へのチケット [DVD]

　3編構成の仕立て。それぞれが連関しているのかと予想したがそうでもなく、列車というより"チケット"を巡る3つのドラマって感じかな。1編は初老の男性の恋、2編はまーよくわからないが、見てて頭に来る醜悪なオバさん、3編はセルテック・サポータのいい話。当然、3編がお目当てで見ました。割と1編が面白かった。2編はほんとになんだかわからなかった、なんなんだろう。おそらく、秩序とか人の思い込みとかを面白可笑しく描いたものなんだろうなあ。

　さて、3編。ローマvsセルテックのCLの試合を見に行く道中のドラマ。ラーションのチャントがでてくる。描かれるようなセルテック・サポータの気のいいバカさ加減が見ていて痛快。もちろん接したことはないけれど、メディアで語られているイメージそのままなので、事実そういう人が多いんだろうな。だから前から興味を持っていて、中村が入団しMVPになるほどの活躍をしているのは実に嬉しい。この「バカさ加減」を見ただけで、これを見た価値がありましたね。前に書いた「フーリガン」とは違う牧歌的な、でも、こういうFootballのいい感じを持ちたいね。