ミリオンダラー・ベイビー

ミリオンダラー・ベイビー [DVD]

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 長い予告編を流して見て、本編が始まり聞こえて来た声。そう、モーガン・フリーマン。"ショーシャンクの空に"でのあの素晴らしいバイプレイヤー。もう、絶対いい、最高である。でもこの映画、こういうラストになるとは予想してなかったので、結構効きました。うーん、なんというか、ねえ。

 女ボクサーの物語。クリント・イーストウッドはトレーナー役。そんなに目立った役回りではないが、彼が常に神父(牧師?)に、当たり前と思われていることを問うシーンはなにやら印象的ではある。むしろ、演技よりストーリーの進行に魅かれていく感じかなあ。うん、そう、謎めいた3人の登場人物像を知るという流れ。特に女ボクサーの悲しくてやりきれない感じは何かを問いかけてるのかもしれないなあ。"愛"とは。そして、"生きる"とは。混然一体となってラストに向かう様は、ちとつらいなあ。これを、つらい、と感じるのは、この映画が一番伝えたかったことを僕が理解しようとしていないんだろうなあ