フーリガン

フーリガン [DVD]

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 "フットボール"の物語、イングランドならではの、ね。なかなか凄まじいです、マジっすかこれ。同じ島国なんだけど、違いますね。ただねえ、やっぱ目の前でやられたらきっと頭に血が上りますね、きっと。だいたい我が国だって、500年も遡れば戦国の世、こんなのもありですよ、きっと。彼らが皆カタギの職業をやりながらやってんだから凄いっす。

 ウエストハム・ユナイテッドが舞台。マンチェスターの駅で待ち伏せしてるのも"ユナイテッド"ってコールしてるからわけわかんないけど、ね。この映画で初めてミルウォールっているチームがロンドンにあるのを知った。隣町らしいんで宿敵なんだろうね。杉山茂樹氏「サッカーだけじゃつまんない」には、"それにしてもロンドンにはサッカーチームが数多い。チェルシーアーセナルトッテナム、ウエスト・ハム....東京に例えれば、浅草、品川、武蔵野、世田谷"とある。確かに、舞台のパブは住宅街みたいなとこだったね。

 ちょっと前(でもないか)はチェルシーが好きだった、今浦和レッズ以外に興味はない、たとえバルセロナが日本のチームだったとしても、ね。日本代表さえも興味がない。彼らほどではないかもしれないけど、心情は似ていると思う。確かに面白いサッカーをみたい、でもそれより浦和レッズのほうが重要。だから、去年のW杯ほどクールにみたW杯はなかった。はっきし言ってどーでもよかった、同時期の浦和の独合宿でポンテとワシントンが怪我したほうが気になってたもんな。

 あ、映画の話をあまりしてないな。マンチェスターでの決闘のあと、The Stone Rosesの曲が流れるあたりはジーンときますね、自分の中にまだあるいいようもない心に、これは男心、高倉健をみるようなものなのかなあ。イライジャ・ウッドはまあそつのない役回りだったのだけど、"少佐"がドイツのGKカーンに似てたなあ。"フットボール"が好きな人には楽しめる映画ですね。