まともな人
- 作者: 養老孟司
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2003/10
- メディア: 新書
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6月のほぼひと月、別拠点の工場に通う。いくらか通勤時間が長くなるので本でも読もうと、中古100円の棚で見つけて読んだ。ま、最近新刊本は読んでないけど。当然、著者のベストセラーも読んでないので、どういう人だか全く知らなかった。以外に、言い切れないところを言い切っちゃうような過激さを持たれた人なんですね。先に中田を「ノーマル」と私が書きましたが、この本の「まとも」は、ほぼ同じかもしれません。
全体が同じ考えが貫かれていて、ある意見として十分読めました。自分の考えもそう遠くはないです。特に表題の章では、歌詞の意味を問う云々のくだりがありました。歌詞の意味は、書き手にも意図があるので、問えると思います。それが伝わればこしたことはないです。ただ、音と共に唄になれば、意味、それだけでなく唄全ては聞き手のものです。それが、一致する感覚を共有できれば嬉しい。それだけなんじゃないかな。
著者は昆虫採集が有名だが、世の中には、"昆虫DJ"なる方もいるらしい。
(Studium)http://d.hatena.ne.jp/tapio/20060702