これから30年後、50年後、100年後の日本

白熱激論! 田原総一朗×孫正義「第3のパラダイム転換を迎えた日本」 電子教科書は日本を救うか 第1回  | 田原総一朗のニッポン大改革 | 現代ビジネス [講談社] 白熱激論! 田原総一朗×孫正義「第3のパラダイム転換を迎えた日本」 電子教科書は日本を救うか 第1回  | 田原総一朗のニッポン大改革 | 現代ビジネス [講談社]

 この対談、どちらにも特に思いがあるわけでないので、ざっと斜め読みのつもりで読み始めたけれど面白い。いいわるいはそれぞれあろうが魂は込められている。iPadの話をビジネストークと考えてもいいけれど、でも明らかにに違うよね。シビル・ウォーの話が導入になっているからね、そう今が転換点であって、高々iPadでいくらか儲けようが、長い目で見て、デジタル或いはクラウドな大人が育てばそれが時代を支えるだろう、そうかもしれない。ボクもIT系技術者だからそう思う理由がわかる。

 でも、最近こういう未来に違和感があるんだよねえ、何かずれてる気がする。高周波な情報の波がボクらを通り過ぎていく、そのいくらかはボクらの体に残る、高周波の振動を残して。その振動でボクらも鼓動する。そういう短サイクルな時間が生活に絡みつく中で、変わらぬ人生の時間が物理法則である。このギャップに疲労してはいないだろうか。このギャップに取り返しのつかない変化を受け入れてないだろうか、今そんな気がしている。悲観論で誠実さを装うわけではないが、どーもひっかかる年頃なのだ。