水のある都市

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 生まれてこの方、大阪には縁がなく今回初めて訪れた。降りたホームでいきなり鹿児島観光の看板に歓迎されるのも、また縁かもしれぬ。思えばモノゴコロつき日本列島改造論が流行したあの頃、新幹線で日本中が繋がると思った少年たちももう中年だ。2011年春は感慨深いだろうなあ。

 なんば、漢字は難波。初めて来た人間にはひらがなの方が馴染みがある。漢字だと歴史の教科書の表現のようで不思議な感じ、威厳がある。こんな水のある都市というのは凄みがある気がする。勿論歴史もあるのだが、生命的な水の柔らかさと硬質なビルの光景がミスマッチしながらマッチする、なんだか奇妙な言い方だけど、そんな感じがするのだ。