さすらい気分

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 4月はなんだかバタバタしていてゴールデンウィークの計画ができず、この日とりあえずの計画も寝坊で断念。近場でどうかと検索。そろそろ近場も行き尽くした感もあり。

 小倉日明港。ここから下関彦島へフェリーが出ている。この乗り場の近くにバス停がない。一番近くのバス停からでも徒歩20分程度かかる。あたりは倉庫街で大型トラックが行き交う、物流のスゴさを感じつつも歩行者は全くの場違い。まあ、非日常ではあるので楽しんだけど、次行くかどうか考えてしまう。まあ、クルマで行くべきかな、持ってませんが。

 門司港レトロにも関門海峡を渡る遊覧船はあるが、こちらは普通のフェリー。味も素っ気もないけど、なんかこう、無骨な北九州の感じにこちらは合っている。こうして、離れ行く小倉の街を見ながら、さすらい気分は格別だ。

 彦島は高杉の一芝居でイギリスの租借を免れたと伝えられる島。ここが香港のようになっていれば、日本の歴史は随分と変わっていただろう。いや、東アジアの歴史が変わっていただろう。玄海の島々と比べればこじんまり感はなく、下関の街の続きのよう。もっと奥まで行けば違うかもしれないのだが、こちらの乗り場も近場にバス停なし、フェリーだもんなあ。下関の街はもう馴染みではある。街のあちこちにユーモラスなふぐがトレードマークとしてある。この後ろ姿に何かを感じるかもしれぬ。