街の誇り

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 マスメディアでは新型インフルエンザの拡大が伝えられる。そういう情報に触れるたび暗示にかかるような気がする。まあ、ボクの住んでいる場所はインフル・ホットスポットである。もう、かからないわけがない。ホントかどうか知らないが、何だかクラクラするので昼過ぎて会社を退散。クスリ、栄養ドリンク、果汁100%ジュース(ボクの風邪対策!)を買い込んで、万全の体制で寝込む。翌朝、クスリのせいかクラクラはする、カラダがだるい、でも熱はない、空は青い。少し出かけることにした。

 小倉城。毎週来ているのに、毎週横目にみて居酒屋に寄るのに、ここに来るのは初めてである。いつでも行けそうなところには行かないものである。もともと、体調がよければ長府に行くつもりだったので、そういう意味では敵方である。幕末の炎上後は軍の司令部があり、海も近い、大陸・半島も近い、明治期の要所であったとも言える。勿論復元されたものではあるが、キレイな城である。博多とは違う、何となくこの街の人の誇りをも感じる。

 これは、花塚、花の供養の為らしい。この近海沿岸には鯨塚があるが、そういうものである。昔の日本人にとっては「命の地平」があったのである。こういう感覚は西洋人にはわからんとです。聖なる書に食ってヨカ、と書いてあるとですから、なんも考えんでよかとです。まあ、今の日本人も同じやけどな。

 そうこう歩いていると、旦過市場の裏。まあ、キレイな風景ではないけれど、味はある。でも、市場の中は日本酒片手に歩きたいぐらい、うまそうなものがいっぱいだ。もし、小倉に住むことがあれば、この近所に住みたいものだ。あの鰯の漬けたのが好きなんだなあ。

 My Home Town。盛り上がっているよな。多いに吠えて欲しい。でも、何か必要なんだよなあ、こういう街に必要なものはフットボールだろう、この危険な熱狂が必要かもね。