スターレス

Red: 30th Anniversary Edition

Red: 30th Anniversary Edition

 oosato君からコメントがあって、偶然なんですが、このアルバムを借りてすっかり高校時代の感覚に戻っていたので、シンクロニシティな感じです。

 さて、私の高校時代は成績があまりよくなかったせいか、音楽を聴いたり本を読んだり、まあ下宿してましたし好き勝手にやってました。その音楽、King CrimsonThe Doors、どっぷりはまってましたね。King Crimsonと言えば、隣のK君が朝の目覚めに、でかい音量で、それもモノラルで、スキゾイド・マンを毎日かけてましたね。みんな迷惑してましたが、まあ、それでも止めない彼はgreatな奴でした。

 ジョン・ウェットンとビル・ブラフォードのいる時期、とくにこのアルバムが好きでした。でも、まあ今聴くとフリップのギターはしつこいですね。プログレの曲は、じっとじっと暗い展開を聴き忍んで最後に解放されるという終末観を存分に味わう?ものですが、スターレスは究極です。あの当時も思ってましたが、この曲のジョン・ウェットンのワイルドなベースと、ビル・ブラフォードのモノを叩き壊すようなドラムの音は迫力があります。ハイパー・グランジです。この曲は、家が揺れるような大音量で聴くことをお薦め?しますが、健全な生活者はヘッドホンで聴きましょう。昨日、CD屋さんに行けば新しいベスト盤が出たらしく、Redがかかってました。眼の前が真っ暗になりました。しかし、スターレス(短縮版)ってなんじゃ。フリップ、もうろくしたか?

 そして、今回気づいたのですが、近日公開予定の自分の曲「Love Insane Delight」はこの曲の影響下にあるのは間違いない、ですね。