Roundabout Way
微かな記憶を辿り
思い出の街を歩く
機械な言葉は捨てた
余計な今はいらない
頭の奥で聞こえる
いつかの誰かの声
思い出せないけれど
細胞が記憶してる
人の波を避けて
まわり道で歩く
幾らかの時間をかけて
でも、何かが違う
でも、変わらない
幾らかの余韻を抱えて
この街を色付ける
季節の樹木のように
この街を見ている
私は私の言葉で
(c) 2018 Naoki Shimohakamada
Edge Of Love
触れ合う君とボクの愛の輪郭は
いびつな狂気の渦を巻いていく
君は愛を積み、ボクも愛を積む
同じ名前のモノを同じ夢のために
それは崩れ、それは混じり合う
それは自発する、それは永遠を刻む
転がり続ける今の表裏も見えず
ただひたすらに未来を売り飛ばす
君の形はボクの形とそう違わない
だから、どちらかを失う時さ
どちらかを選ぶ時さ
(c) 2018 Naoki Shimohakamada
Man On The Edge
当たり障りのない毎日を生きていて
何か変わる渦に巻かれてる
生まれて、生きて、老いて
世代の崖の上に立っている
ここは誰にも許された場所で
過去と未来が行き交う今の裏側さ
僕の広げた手の長さが
今の僕の全てなのさ、all by myself
生まれて、生きて、老いて
僕は永遠でないことを知る
ここは誰にも許された場所で
天と地が重なり合う今の裏側さ
時間が止まり光が見える
もうひとりの僕の先に
生まれて、生きて、老いて
時代の崖の上に立っているよ
(c) 2018 Naoki Shimohakamada
Somebody's Ballad
昨日と変わらぬ今日と同じだけの明日を
突き抜けられずここにいる
私利私欲で沸き上がる街で生きて
変わらない夢を唄うSomebody's Ballad
彼は仲間と集い、彼女は恋人を待つ
吹き過ぎる冷たい風を電波が越えていく
誰もが喜び誰もが笑う
変わらない夢を唄うSomebody's Ballad
この街はすべてを受け入れて
この街ですべてが消えていく
私利私欲で沸き上がる街で生きて
変わらない夢を唄うSomebody's Ballad
誰もが喜び誰もが笑う
変わらない夢を唄うSomebody's Ballad
(c) 2018 Naoki Shimohakamada
Muddy Ship
数字で描いた宝の船は
嘘の沼の底の泥でできている
誰も行く先は知らず
他人任せの旅さ
金の匂いだけがする気分
それだけで世を渡る
150年前の泥舟に乗って
歴史の意味に沈んでゆく
また、古い言葉を唱えてる
そんな気分で太鼓を叩き
嘘を重ねて死を忘れる
何も知ろうとしないで
気がついたら沼の底さ
150年前の泥舟に乗って
歴史の意味に沈んでゆく
今、新しい言葉で帆をあげて
未来の海に船出する
(c) 2018 Naoki Shimohakamada
Walk On The Hope
波打つような日々とこの街のざわめき
遠く離れて別れたあの日の時に変わる
未だ未来は彼方にあり
今がボクを過ぎて行く
細いロープのような希望の上を歩く
いつもと違う改札を抜けて
幸運の予感を決めずに見ずに
空回りさせる
未だ未来は彼方にあり
今がボクを過ぎて行く
細いロープのような
希望の上を歩いている
いつもと違う予感を抱いて
揺れゆくリズムに逆らわず生きてゆく
(c) 2018 Naoki Shimohakamada